変革の主体としての農家 3
今の農民というのは、農協もそうですが、組織の中に取り込まられてしまっていてその中で何かしようと思っても組織的な力で押しつぶされてしまうでしょう。
つまり、問題意識があってもそれが消し去られるような組織構造にあって、部落強制というものもそういうときに大分働いているわけです。
そういう意味でそういった農家層というものをとらえる、または創り出す必要があるでしょう。
そして、それを変革の主体にしていくという考え方からすれば、大農・中農・小農といった問題ではなく、まったく別の観点からする農民の新しい位置づけである、ということです。
現状ですと、マルクス農業経済学の中でも、農民でない者は切り捨てるべきであるというような考え方が現実に出てきて議論されているわけです。
すなわち、3反歩未満はもう農家でないとか、あるいは5反歩未満は農家じゃないとか、ということがマルクス経済学の中からも出ています。
もちろん、敵の理論からすればそんなことは前から言っていることなわけですが、今や理論戦線ではそこまできてしまっています。
そこでこれからの運動を生み出していく核となる部分が理論的に消し去られるというところまできています。
それに対する新しい理論、フレームワークを作って、そういった農民を核にするような理論形成が必要だと思うわけです。
そのように考えていくと、旧来の農民組織との関係が問題になるのです。