変革の主体としての農家
兼業のために農業ができない、農業ができないから農業を守る意志もない、ということになります。
そこには、女性が農業の生産主体になっているという問題ともからんでいるわけですが、やはり一家を進めていくべき方向はいわゆる世帯主が主導権を握っているように思われます。
すると、生産主体は婦人であるが、しかし現実の農民行動といった面ではダンナの方が主体になる、主体が兼業化してしまっている、ということです。
次に、その中でも変革の主体はあるわけです。
それは、労働者や消費者と連帯した、私が言うところの「自立した農家」です。
この「自立した農家」というのは、たんに個別農家として自立しているということではなく、一番問題になっているのは農産物価格体系ということです。
現状ではコメだけではなくそれ以外のどのような物を作っても、小さいところで作っているために資本がない、土地面積、が小さい、というところで作っている限り、どんな物を作っても全部ひき合わない、というのが現在の市場メカニズムです。