見逃せない意外な"弊害"
食物繊維の「吸着性」。
これがヒトの体にプラスにもマイナスにも作用するくせ者なのです。
食物繊維は、体に悪い作用を及ぼす物質を吸着・排出しますが、同時に良い働きをするビタミン、ミネラル、カルシウム、さらに効率よくカルシウムを吸収するタンパク質まで吸着し、排出してしまうという"悪事"を働きます。
特に、水溶性繊維のグルコマンナン、ペクチン、グァーガム(グァー樹の種子に含まれている)などはプラス効果を発揮する一方で、脂溶性ビタミンや電解質などを喪失させてしまうのです。
また穀物に由来する食物繊維の場合、混入するフィチン酸がミネラルの吸収を強く阻害するといわれています。
また、食物繊維を摂りすぎると、亜鉛や鉄が不足し、味覚障害や鉄欠乏貧血になってしまう危険もあります。
"カロリー・コントロールにいい"も怪しくなってきました。
これまで人間の消化酵素では分解・吸収されないので、ノンカロリーだと考えられていたダイエタリーファイバーにも、「カロリーがある」ことが判明したのです。