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2010年06月 アーカイブ

『ギネスブック』が決めかねる、世界で一番長い川 2

・・・といっても、ミシシッピ川が縮んだわけではないのです。

反対に、新たな探検調査でナイル川とアマゾン川に新しい水源が発見されて長さが延び、その分の距離をつけ足したところ、ミシシッピ川を上回ってしまったのです。

しかし、世界一なら何でも記録しているはずの『ギネスブック』。

この本に、現在、川の長さ世界一は掲載されていません。

もともと川の長さは、定義・測定が難しいのです。

一般には、川の上流のいくつかの支流のうち、もっとも距離が長いところで測定することになっているのですが、測定方法や、地形変化などによっても距離が変わりやすいからだそうです。

実際に、ナイル川は、アスワンハイ・ダムが建設されて蛇行部分が減り、6690キロより短くなったと言われています。

また、アマゾン川も、下流近くにあるパラ川という支流を加えると、ナイル川を抜いてしまいます。

こんな事情から、『ギネスブック』では、世界一の川を決めかねているんです。

海の資源

海の資源をめぐって、たくさんの国が対立しました。

こうした問題のゆがみが大きく浮かび上がってきたのは、北海が最初でした。


ここは、パイのなかでもいちばん美味しい部分であり、周りを石油に飢えている工業国に囲まれ、彼らは60年代半ば、沖合に莫大な量の石油が眠っていることを知ったのです。


これで、何も起こらないほうがおかしいでしょう。


当時、北海の隠れた財産について、どれほど明らかになっていたかを調べるために、私はベルゲン近くの、ノルスク・ハイドロ社を訪ねました。


そして、北海を見つめ続けて30年の人物に会うことができたのです。


私が石油の地質学については、まったく無知であるということを手短に話すと、彼はまず、石油探査のことについて話し始めました。


磁気計や重力計、地震計などの計器が用いられる分野についてです。


「私は、自分のことを探検家だと思っています」と彼は言葉を1つ1つ選びながらいいました。


「ですから、他の探検家と同じように、われわれはそれまで誰も見たことのないものを見に出かけるので
す」。


そして、彼はそうした「もの」の1つを見せてくれました。


それは、北海のどこかの海底の地震チャートでした。


私の眼には少々ぼやけてしか見えませんでしたが、そこには、3億年以上も前から堆積しているさまざまな沈殿物が、幾重にも層を成しているのです。


しかし、それらがどれくらいの深さにあり、どのように分布しているのかは、予測に拠るしかないそうです。

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