"栄養のないもの"が注目された理由
いまアメリカでは、食物繊維の効用が再確認されています。
「アメリカ人は平均して、1日に11gしか摂っていないが、20~30gの繊維を摂取したほうがいい」と、アメリカ栄養学会が推奨しているほどです。
また食品医薬品局(FDA)は、ほかの栄養素やカロリーと同様、含有量を栄養成分表示に含むことを義務づけています。
さらに科学的な裏付けに基づいて、ヘルス・クレーム(健康表示)も認めています。
ヘルス・クレームというのは、メーカーが製品ラベルに記載、蓼・矧.物・野菜などは、ある種のガンにかかるリスクを低下させる」などの表示のこと。
ガン、心臓病、糖尿病、肥満N現代病に悩むアメリカだけに、食には敏感にならざるをえないようです。
日本では、1日1本飲めば不足分の繊維を補うことができる」という飲料が登場し、派手に広告された頃からスポットが当たり始めました。
その背景には、かつて少なかった大腸ガンが急増したことがあります。
日本人の食生活が欧米化するにつれて、タンパク質や脂肪が過剰になる一方、食物繊維の摂取量が年々減少していました。
そこで大腸ガンと関わりの深い食物繊維が注目されたのです。
